4歳児のこころに

今日の午後 4歳の兜(かぶと)クンと美音(みね)さんが
三歳からの親子日本語教室「こども・ことば・ひろば」に来ました
二人とも 最近は座ったら すぐに歩き回る とか
お母さんの膝に座りたがる ということがなくなって
よく話を聴けるようになりました


今日の「こころのさいころ」は
「最近嬉しかったことを聞きます・話します」が主題です
兜クンの母親・奈美さんも
美音さんの母親・智美さんも
「こころのさいころ」方式に従って ゆっくりていねいに
子どもたちのこころを引き出します



兜クンの話
















 ぼくはおかあさんと きのう うちで 
 レゴのおうちを つくりました
 うれしかったです
 なぜなら あかやきいろやみどりや いろいろなレゴがあって
 ひとつはボタンをおすと ベルといぬのなきごえがきこえるので
 それをドアに つかったりしたからです
 つくりながら おかあさんといろんなはなしをしました

 おとうさんは「おぉ やっとできたのか すごいすごい」と
 いってくれました
 

美音さんの話
















 わたしは おとうさんとおかあさんとおにいちゃんと
 このまえ あたらしいおうちに ひっこしをしました
 うれしかったです
 なぜなら おさらがあたらしくてきれいだったからです
 そのおさらでたべたら おいしいにおいがして
 みんなおいしいおいしいといってたべました
 

智美さんの話では
全部の食器を新しく買い換えたわけではなかったけれど
新しい家に引っ越したので
今までと同じお皿も新しく見えたのではないか ということでした


ひらがなをほとんど読める兜クン
ようやく字に興味を持つようになった美音ちゃん
「いろはうた」を詠む前に
二人に「よめるひとがいる ということは?」と訊きました
「よめないひとがいるぅ」
「そうだね 読めるひとがいる 読めないひとがいる
 大切なことは?」
「よめるひとと よめないひとと なかよくよむことぉ」


兜クンに「では 兜先生 お願いします
美音ちゃんが教えてね って言っているから
美音ちゃんがよくわかるように 大きな声で
そしてゆっくり読んであげるよ」と促すと
兜クン とても真剣に はっきりと 一文字ずつを読み
そのたびに美音ちゃんがついてきているかを
確認しながら 先に読み進みました

















「話す」「読む」こんどは「書く」作業です
今日は「も」と「し」
それぞれのひらがなに豊かなふところが広がるように
書き順も 鉛筆の持ち方にも気をつけて書けました





















 

 

 

この春 幼稚園に入園する兜クン

新年中さんの美音さん
私たちの
頼もしい未来です